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  • 浦添市のプレミアム商品券2次販売に2500人以上が殺到し混乱した
  • 完売と言った後にも販売したため、列を離れた人から怒りの声が
  • 整理券はなく、割り込みや違法駐車などもあり抗議電話は100件に

 【浦添】1万円で購入すると市内の店舗で1万4千円分の買い物ができるプレミアム商品券の2次販売が16日、市てだこホール市民交流室であり、2500人以上が殺到した。市が「ここで完売」と取られるアナウンスをした後も販売を続けたため、売り切れたと思い列を離れた人々から怒号が上がり、騒然。整理券も配られず会場はごった返し、周辺道路が大渋滞を起こすなど混乱した。

プレミアム商品券を買おうと長蛇の列をつくる市民=16日午前9時ごろ、浦添市てだこホール周辺

 同市の販売数は約1万セット。午前10時から先着順で1人7セットまで購入できるが、市は「想定外の長蛇の列」(同市職員)と判断し、午前8時半に繰り上げ販売を開始した。

 一人一人に購入希望数を聞いて「完売予定ライン」を想定し「ここから先は買えなくなる可能性がある」などと会場にアナウンス。その後、売れ残っている枚数を確認して販売に回したため、いったん列を離れた人から怒声が上がった。

 会場の誘導員は12人。市民に整理券は配られず、順路が分からない人や割り込む人で混乱した。さらに並んで買えなかった市民約80人が担当者を約1時間半取り囲み抗議した。

 浦添市役所には同日午前、抗議の電話が100件近くあり、周辺道路は大渋滞し住民から「外出できない」と苦情も。浦添署は交通整理員を置くよう市に要求、違法駐車禁止をパトカーで呼び掛ける事態となった。

 炎天下を並んだ女性(63)は「2次販売は売れ残りを消化すればいいという考え。準備が甘い」と市の不手際を指摘。会社員の與那覇博一さん(47)は「同じように並んでも買えないのは不公平」。浅野美和子さん(63)は「子どもがいる世帯や貧困世帯に限定してもよかった」と話していた。

 市商工産業課は本紙の取材に、「対応の不備で迷惑をお掛けし申し訳なかった」と述べた。