ライムの爽やかな酸味に、パクチー独特の香りが食欲を刺激する。ベトナムを代表する麺料理フォーをほうふつとさせるような「Asian(アジアン)宮古そば」(800円)が看板メニューだ。

ライムの酸味とパクチーの香りが楽しめる「Asian(アジアン)宮古そば」

「市街地の中のオアシスのような店にしたい」と話すカフェウエスヤ店主の羽地歩さん=24日、宮古島市平良下里

カフェウエスヤの場所

ライムの酸味とパクチーの香りが楽しめる「Asian(アジアン)宮古そば」 「市街地の中のオアシスのような店にしたい」と話すカフェウエスヤ店主の羽地歩さん=24日、宮古島市平良下里 カフェウエスヤの場所

 だしは豚とカツオを合わせたあっさり味。隠し味に加えられたガーリックオイルがそば麺とスープとの相性を良くする。具材のトマトとキノコの心地よい歯ごたえを楽しみながら、トロトロの軟骨ソーキを箸で崩して食べ進める。東南アジア料理好きな人にオススメしたい一品だ。

 母の郁子さんがギャラリーとして使用していた店舗を息子の羽地歩さん(38)が引き継ぎ、2014年にカフェとしてオープン。妻の由華子さん(41)と切り盛りする。市街地にある店には珍しく、庭には青々とした緑が生い茂る。大きな額縁のように切り取られた店内の窓から見渡すことができ、一つの絵画作品を見ているかのようだ。

 店内には歯科医をしていた祖父が撮った宮古島の伝統祭祀(さいし)の写真や、読谷の焼き物などが飾られ、心地よいジャズの音色が響き渡る。店内が空いている時には食後に読書や書き物をする客も多く、ゆったりとした時間を過ごすことができる。「エスニックは苦手」という客のために、宮古そば(600円)やタコライス(850円)などのメニューも用意。ケーキのほか、紅茶、コーヒーなど飲み物の種類も豊富だ。

 羽地さんは「市街地の中のオアシスを目指している」と話す。12月からは予約制(利用3人以上)でコース料理も提供予定だ。さらなる「くつろぎの場」づくりにまい進する。(宮古支局・仲田佳史)

【お店データ】宮古島市平良下里574。営業時間は午前11時半から午後6時。12月からは午後6時から同10時、予約制での営業も始める。日曜定休。駐車場は店舗近くに2台。電話0980(73)5286。