医療機器や半導体製造機器に使われる液体制御装置を製造・販売するアドバンス電気工業(愛知県、松沢広宣社長)は、2016年3月にうるま市の国際物流拠点産業集積地域に工場を新設する。今年2月に現地法人のADO(エーディーオー、飛田剛社長)を設立。将来のアジア展開を見据え、本社工場の医療部門の生産を沖縄に移し、売り上げ増加を狙う。

沖縄進出を発表した(右から)アドバンス電気工業の松沢広宣社長、ADOの出雲秀司工場長、飛田剛社長=18日、沖縄県庁

 アドバンス電気工業は、人工透析装置や血液分析装置に使用される自動調整弁の国内大手。先進国での高齢化や、新興国の人口増加で世界的に医療機器のニーズは高まっており、自動調整弁の市場規模も拡大が見込めるという。

 設立当初は国内向けに出荷するが、将来的にアジアへの輸出にも取り組む。部品を輸入している台湾との距離の近さも進出の決め手となった。

 初年度の売り上げ目標は5億円、5年後は10億円を目指す。従業員は15人を採用予定で、5年後に30人まで増やす考え。

 18日、沖縄県庁で会見した飛田社長は「優秀な人材が多い沖縄でものづくりに取り組み、産業振興に貢献したい」と意気込みを語った。