フランス・リヨンで開かれた陸上の世界マスターズ選手権大会のM40(40~44歳)クラス400メートルリレーで2走を務め、42秒70で優勝したアスリート工房代表の譜久里武(44)=那覇市=が18日、帰郷し、那覇空港で出迎えた約60人から盛大な祝福を受けた。

金メダルを胸に、大勢の子どもたちの祝福を受ける譜久里武=那覇空港

 メンバーそれぞれがけがを抱え、大きなプレッシャーがあった中でつかんだ栄冠。「抱き合って、叫んで、泣いて…。感動的だった」と勝利の瞬間を振り返った。

 記録が出にくい軟らかいグラウンドだったため、タイムを狙い過ぎず、バトンをしっかりつなぐことを意識。先行逃げ切りの作戦も見事にはまり、序盤からトップを維持した。

 譜久里は、2013年のブラジル大会M40クラスの100メートル銀メダリスト。4位だったタレントの武井壮らとチームを結成し、400メートルリレーの世界記録(42秒20)更新を目指した。昨年6月の沖縄マスターズ選手権では、42秒25とあと0秒05まで迫るも届かず、同年10月の大阪マスターズ記録会も42秒30と及ばなかった。これを機に、目標を「世界一」に切り替えて調整を続け、M40に出場できる最終年で成し遂げた。

 「僕の夢は続きます」と譜久里。「来年はM45(45~49歳クラス)の100メートルで金メダルを取ります」と力強く宣言した。