クルーズ船の代理店を務める沖縄シップスエージェンシー(那覇市、松田美貴会長)は1日、那覇市若狭の那覇クルーズターミナルに到着するクルーズ客向けに沖縄県内で初めて電気バス10台を導入した。下船したクルーズ客を観光スポットなどへ無料で送迎する。中国大手BYDグループの日本法人、ビーワイディージャパン(横浜市、劉学亮代表)製で、国内での導入は2015年の京都市に続き2件目という。

県内で初めて導入された電気バスのお披露目に出席した沖縄シップスエージェンシーの松田美貴会長(左から2人目)ら=1日、那覇市若狭の那覇港クルーズターミナル

 リン酸鉄リチウム電池を使っており、豊見城市内の機器を使って充電する。1回の充電で250キロ以上走れる。ディーゼルバスに比べて燃費が良く、低騒音だという。排ガスが出ず、バス周辺で乗車待ちをする際の排ガスによるストレスも減らせる。環境保全の狙いもある。

 ヤマトオートワークス沖縄(糸満市、江頭哲也社長)が整備やメンテナンスを、運転は県内のバス事業者が担う。

 この日、お披露目式があり、関係者ら約150人が参加した。松田会長は、大型クルーズ船が接岸できるよう整備される予定の本部港と平良港にも40台ずつ導入したいとの考えを示した。

 出席した駐日中国大使館の郭燕公使は「世界の電気自動車の2台に1台は中国製。クリーンで美しい環境づくりを呼び掛けたい」とあいさつした。BYDグループの電気バスは、世界50の国・地域、200都市で使われている。