沖縄県や那覇市、経済団体などでつくる那覇空港拡張整備促進連盟(國場幸一会長)は19日、那覇市内で総会を開き、第2滑走路完成後を想定した那覇空港の運用に関する中長期構想の策定を始めることなどを盛り込んだ2015年度事業計画案を承認した。16年度以降の早期策定を目指し、第2滑走路や空港ターミナルの運用面の課題などを確認し、航空機整備(MRO)事業の効果や、新ターミナルの必要性なども含めて幅広く検討していく。

那覇空港第2滑走路の工事状況について説明を聞く拡張整備促進連盟のメンバーら=19日、豊見城市・瀬長島

 策定に向けて、国内外の空港視察費100万円、機能拡充検討調査費170万円などの予算を計上。15年度は、県が掲げる21年度の観光客数1千万人の目標も踏まえながら、空港ターミナルや交通アクセスなど空港関連の課題を広く議論していく。

 國場会長は「第2滑走路への誘導路が1本だけでいいのか、新ターミナルはさらに必要になるのかなど、関係者と勉強し、連盟として案をまとめていきたい」と話した。

 連盟のメンバーらは総会後に、第2滑走路の工事現場や那覇空港を視察し、滑走路工事やターミナル設備計画の進捗(しんちょく)などを確認した。

 沖縄総合事務局の担当者は(1)第2滑走路への誘導路部分では護岸工事を終え、早ければ8月中にも埋め立て工事を始める(2)旧国際線旅客ターミナル跡地に、16年度に3機分の駐機場を整備する-などを報告。

 県の担当者は、7月に新国際線ターミナルの北側増築と、設中の新立体駐車場とターミナルをつなぐ連絡通路の工事を始めたことなどを説明した。