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  • 国は日本版GPSやAIを用いたバスの自動運転実験を沖縄で実施
  • 車線変更・ブレーキ制御など、交通量の多い都市部で安定走行を試す
  • 2019年度には那覇市―沖縄市間で導入し、交通渋滞の解消を目指す

 内閣府が沖縄本島内で「沖縄におけるバス自動運転実証実験」を実施している。同様な実験は県内で3度目。今回は初めて日本版GPSと呼ばれる準天頂衛星「みちびき」と高精度3次元地図を活用。人工知能(AI)技術なども使い、車両の正確な位置情報や車線上の障害物を把握などして、都市部の比較的交通量の多い幹線道路でのより安定した走行の検証や、ブレーキの自動制御なども確認する。

バス自動運転実証実験の関係者試乗会開始式でテープカットする松山政司科学技術政策担当相(中央)ら=3日、北中城村・イオンモール沖縄ライカム

 今回の実験は、宜野湾市の宜野湾マリーナから北中城村のイオンモール沖縄ライカムまでの往復約20キロ区間で、定員22人の低床ノンステップバスを活用。4日からバス事業者など関係者向けの試乗会を始める。13日まで。

 実験は10月末から始まり、技術的な検証を進めてきた。AI技術や電波、レーザーで周囲の車両の位置や車線上の障害物を検知。後方車両との距離などを把握した安全な車線変更の実験も一部区間で実施する。

 実証実験は2018年度も実施予定で、19年度を目標に導入予定の那覇市-沖縄市間の基幹バスに、実験で得られた技術を活用できるかどうか検討する。

 3日、ライカムで試乗会の開始式があった。松山政司科学技術政策担当相は試乗後、記者団に「沖縄は日本の中で最も渋滞がひどい。自動走行はまだまだ課題は多いが、自動走行のバスが普及して、効率良く運営できれは、沖縄の渋滞もかなり解消できるのではないかと期待している」と述べた。