MONGOL800のアルバム「People(ピーポー) People(ピーポー)」が19日、発売された。昨年発売されたシングル「OKINAWA CALLING」のアルバムバージョンや「himeyuri ~ひめゆりの詩~」、「People People」など12曲を収録。沖縄の現状を見つめたストレートなメッセージが印象的な一枚になった。

新アルバムをPRするMONGOL800の儀間崇(左)と高里悟=沖縄タイムス社

 リード曲の「himeyuri ~ひめゆりの詩~」は戦後70年の慰霊の日にYouTubeで先行公開された。「平和と呼ぶには遠く 歴史にするには早く」と歌う。

 メンバーの儀間崇は「ライブとかだと泣きそうになりますね。内地の人はどう思って聞いているんだろうと思う」と話す。8月8日には広島で披露した。高里悟は「ひめゆりの話しをしただけで拍手があった」と手応えを口にした。

 タイトル曲の「People People」は現状への警鐘を込めた。ジャケットも赤色の回転灯に銃を構えた人類の進化図を配したデザインだ。儀間は「今は、いろんなことがおかしいもんね」。高里も「やっとかないとまずいかなと思う」と語る。

 高里は「ちょっと前までは、オブラートに包んだり、皮肉ったりと柔らかい感じだったが、ストレートに言うタイミングだろう」と振り返った。

 とがった歌詞にはリズムも歯切れ良く、横ノリの感じはゆっくりとトータルでバランスを取ったという。高里は「ごちゃごちゃ難しいことはぜず、シンプルで歌詞が分かりやすく」と意識する。

 「NANKURU」を作詞した儀間も「三線も入れて南国しているが、歌詞はなんくるないさじゃ取り返しがつかないかもというぎりぎりの思いが入っている。でも、結局変わらないかもという不思議なあきらめも」と明かした。

 各地の夏フェスを終え、主催イベント「800だョ全員集合!!」に向け余念がない。8月29日に沖縄、9月4、5日に東京で行う。高里と儀間は「楽しんでほしい」と燃える。9月29日からは全国25カ所29公演のライブツアーも始まる。「People People」の歌詞に「五線譜を潜り抜けて 鳴り響けサイレン」という一節がある。モンパチがストレートなメッセージを直接全国に届ける。21日午後8時からQABで放送の「ミュージックステーション」にも出演し、「あなたに」と「himeyuri ~ひめゆりの詩~」を歌う予定だ。

 「800だョ全員集合!!」の沖縄公演は8月29日午後1時から宜野湾海浜公園屋外劇場。入場料は前売り一般6300円。問い合わせはピーエムエージェンシー、電話098(898)1331。