沖縄の考古学の重鎮で、沖縄国際大学と沖縄大学の学長を歴任した高宮廣衞(たかみや・ひろえ)さんが20日、亡くなった。87歳。那覇市出身。告別式は未定。1994年には、著書「沖縄の先史遺跡と文化」で沖縄タイムス社の第22回伊波普猷賞を受けた。(25面に追悼)

高宮廣衞氏

 高宮さんは米カリフォルニア大学人類学科卒業。69年に沖縄大学教授に就任し、70年3月~71年9月には学長を務めた。72年からは沖縄国際大学で教授や文学部長、南島文化研究所所長を歴任し、84年4月~88年3月には理事長・学長として大学運営や教育・研究の振興に尽力した。

 日本民族学会、日本考古学会、沖縄考古学会などさまざまな学会に所属。伊波普猷賞の選考委員も務めていた。「先史古代の沖縄」「沖縄縄文土器研究序説」などの著書のほか、多数の論文がある。