【宮古・八重山】最大瞬間風速が60メートルと予想される台風15号。中心部が宮古、八重山の島々を横切る進路が予測され、住民らは22日、最大警戒で対策に追われた。

暴風警報が発令されたため、早めに居酒屋を閉め、防風ネットを張る店員=22日午後10時40分ごろ、石垣市美崎町

■八重山

 石垣市では午後10時29分に、暴風警報が発令され、風雨が強まる中、繁華街では帰宅を急ぐ人の姿が見られた。竹富町の島々と石垣市を結ぶ船会社は22、23の両日の全便欠航を決め、24日の運航も未定とした。

 石垣港離島ターミナルでは22日午前、観光客が旅程変更を相談する姿が見られた。小浜島で2泊する予定だった猪瀬朋克さん(36)=千葉県=は「子どもが海遊びを楽しみにしていたので残念」と肩を落とした。

 農家は農作物を防風ネットで囲うなど対応に追われた。石垣市大浜の赤嶺潤さん(63)は「台風の中心が通ると、風が多方面から吹くのでサトウキビの根が浮き、生育に影響が出る。被害がないよう祈るだけ」と不安そうな表情を浮かべた。

■宮古島

 先島地方への台風接近は今年4度目。宮古島市平良の宮里和芳さん(65)は、庭の鉢物を自宅内に運び込んだ。「今回は勢力が強い上、島にも近づく。念入りにするしかない」と雨脚が強まる中、作業を急いだ。

 ビーチでは海水浴を楽しむ人の姿も。宮古島署は「晴れていても台風前後の海の危険性を侮ってはいけない」と、軽率な行動を取らないよう注意喚起した。