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  • 台風15号は甚大な被害を出した2006年の13号に通過ルートが酷似
  • 沖縄本島の西側寄りに接近、速度が遅く長時間暴風雨と恐れがある
  • 13号では家屋全半壊78棟。消波ブロック26個が陸に打ち上げられた

 沖縄気象台によると、強い台風15号は今後、比較的ゆっくりとした速度で本島西側のルートを北上する。同気象台は、甚大な被害をもたらした2006年9月の台風13号と通過ルートが似ていると指摘。「本島西側の沿岸では波がより高まる。また、速度が遅いので長時間にわたり暴風雨となる恐れがある」と注意を呼び掛けている。

2006年9月の台風13号で被害があった本部港

 06年の台風13号は、猛烈な暴風が吹き荒れ、先島諸島で負傷者64人、家屋の全半壊78棟などの大きな被害をもたらした。先島諸島を通過後、沖縄本島には西側寄りに接近。V字型の形状の本部港などは、吹き込んだ暴風や高波が追い込まれ、よりエネルギーが強くなったため、消波ブロック26個が陸上に打ち上げられた。

 今回の台風15号は、バシー海峡で約90度カーブしたことで速度が落ち、現在ゆっくりとした速さで沖縄地方へ向かっている。同気象台は、自転車並みの速度で、長時間暴風域となった11年8月の台風9号を挙げ「暴風や雨、しけの状態が長引く恐れがあるので注意してほしい」と話した。