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  • 全国学力テストで沖縄県は小学生が20位、中学生は最下位だった
  • 小学生は昨年24位から上昇。中学は昨年と同じだが差は縮まった
  • 小学生は国語Bと算数Aで全国平均を上回り、ほかも全国水準並み

 文部科学省は25日、小学6年生と中学3年生を対象に4月に実施した2015年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。沖縄の公立学校は、小学校が全5科目(国語A・B、算数A・B、理科)の平均正答率の合計で全国20位と前回の24位からさらに順位を上げた。国語Bと算数Aの2科目で全国の平均正答率を上回り、ほかの3科目もおおむね全国平均並みだった。中学校は今年も全科目(国語A・B、数学A・B、理科)で最下位だったが、5科目中4科目で前回より差を縮めた。

2015年度全国学力テスト 公立校の平均正答率(%)

 全国学力テストは国語、算数・数学と、3年ぶりに理科が実施された。国語と算数・数学は基礎的な知識を問う「A問題」、知識の活用力を見る「B問題」に分かれ、理科はAとBの内容を合わせて出題された。

 小学校をみると、国語がA問題で全国平均をわずかに下回ったものの、B問題は1・9ポイント高かった。全科目の中でB問題が全国平均を上回るのは初めて。

 算数はA問題が全国平均を2・5ポイント上回り、前年に続いて全国6位。B問題も全国水準並みだった。

 理科は40位台だったが、全国平均との差はマイナス1・8ポイントにとどめた。

 中学校は、07年度の全国学力テスト開始以来、全科目とも最下位が続いている。

 ただ、前々回まで全国平均より10ポイント以上も引き離されていた数学A・Bが、それぞれマイナス8・6ポイント、マイナス7・6ポイントまで差を詰めるなど全体的に底上げが進んだ。

 国語Bはマイナス4・5ポイントで、目標の「5ポイント差以内」となった。理科は全国対比マイナス7・1ポイントで、前回より2・5ポイント改善した。

 県内からは公立小学校267校(特別支援学校小学部3校含む)、公立中学校150校(同中学部4校、県立中学校1校含む)のほか、一部私立校が参加した。