旧盆入りの「ウンケー(旧暦7月13日)」を翌日に控えた25日、那覇市の牧志公設市場周辺は買い物客でにぎわった。台風15号の影響で途絶えていた客足が一気に増え、仕入れが追いつかない店も。店員らは「例年より忙しい」と汗をぬぐった。

旧盆の供え物を買い求める人たちでにぎわう市場=25日午前、那覇市・第一牧志公設市場(金城健太撮影)

 「ウンケージューシー」の具などになるかまぼこ10種類余りをそろえるかねこ蒲鉾(かまぼこ)店の比嘉千永子さん(57)は「昨日台風で店を閉めた分、忙しい」とひっきりなしの客足や電話に駆け回る。

 仏壇の供え物を売る大島屋の60代の店員は「台風の被害で、ぼんぼりやケイトウなど花の入荷が前年の半分以下しかない」と肩を落とした。

 品定めに忙しい那覇市の上江洲和子さん(83)は、旧盆と正月は親族の集う「年に2度の機会」と声を弾ませる。クワズイモの葉など品物10点近くを買いそろえたが足りず、市松尾の家と市場を2往復するという。「千葉から帰省する子どもたちと一緒に過ごすのが楽しみ」と目を細めた。