9秒でまるわかり!

  • 新石垣空港開港で八重山地域のホテル売上高が大幅増加
  • 観光客増加を背景に沖縄県全体でも伸びている
  • 一方で宿泊先や飲食店不足、人手不足の課題も浮き彫りに

 沖縄振興開発金融公庫(譜久山當則理事長)が26日発表した2014年度県内主要ホテルの稼働状況によると、八重山地域のホテルの平均売上高が新石垣空港開港前の12年度に比べ大幅に増加した。宴会場などを持たずに客室だけで営業する宿泊特化型ホテルは12年度比6割増の2億1200万円、リゾートホテルは4割増の14億8400万円。同地域は、新石垣空港が開港した13年3月から観光客数が急増しており、客室稼働率も上昇。14年度は客室単価も伸び、売り上げ増につながった。全県のホテル売上高も観光客数の伸長を背景に客室単価が増加に転じ、リゾート、宿泊特化型、シティの全タイプで増加した。

 沖縄公庫は「八重山地域、県内とも需要があり、しばらくは好調が続くが、将来的にも好調を持続させるには受け入れ態勢の整備が必要」としている。

 八重山地域は新石垣空港開港前の12年度から3年間を調査。客室稼働率はリゾートで12年度から10・8ポイント上昇の77・8%、宿泊特化型17・4ポイント上昇の77・7%だった。客室稼働率が大きく伸びたため、ホテル側が客数獲得から客室単価の向上に経営戦略をシフト。客室単価の伸びも加わり、売上高が大幅に増加した。

 一方、観光客の急激な増加で宿泊先や飲食店の不足、人手不足の深刻化などの課題も浮き彫りになっており、沖縄公庫は「インフラ整備や人材育成などに地域全体で取り組む必要がある」とした。

 全県でも客室稼働率が持続して上昇しており、全タイプで客室単価が増加に転じた。平均売上高はリゾートが前年度比4・6%増の26億5700万円、シティ3・7%増の17億5100万円、宿泊特化型15・8%増の3億3700万円。

 客室単価はリゾートが2・9%増の2万189円、シティ3・7%増の1万484円、宿泊特化型8・7%増の6701円。リゾートは6年ぶり、シティが7年ぶりに増加。宿泊特化型は3年連続で増えた。