沖縄県内4カ所でチーズケーキ専門店「PUZO(プーゾ)」などを展開するトランク(那覇市、野間謙策社長)の売り上げが好調だ。

沖縄発のチーズケーキで販路拡大を狙うトランクの野間謙策社長=那覇市・PUZO小禄ラボ店

 2012年のオープン以来、毎年5割以上の伸びで、今期はチーズケーキだけで2億円の売り上げを見込む。9月には那覇空港に出店し、沖縄の新たな土産品として観光客にも販売。野間社長は「需要に生産が追い付いていない」と、うれしい悲鳴を上げている。

 同社は那覇市久茂地のイタリアンカフェとして2005年に創業。多角経営を目指し、12年に那覇市泊にチーズケーキの「プーゾ」をオープンさせた。翌13年には同市小禄に店舗兼工場を新設。事業を拡大させている。

 鹿児島県出身で、料理人でもない野間社長が目指したのは「誰もやらないこと」。沖縄でありふれた商品で勝負するのではなく、沖縄では数少ない濃厚なベイクドチーズケーキに目を付けた。

 野間社長は「例えばチーズケーキで有名な北海道で勝負しても勝ち目はない。観光客が多い沖縄で独自商品をヒットさせられれば、全国でも認知度が高まる」と強調。「県産食材を使うなど沖縄色を無理に打ち出さず、自分たちが思う味を優先している」と話す。

 チーズケーキは冷凍しても味が落ちず、配送時に形崩れしないメリットもあるという。2、3年後をめどに那覇市内で新工場と店舗の開設を目指しており、生産量の大幅アップを狙う。

 野間社長は「沖縄で製造し、沖縄でしか買えない商品を作ることで、新たな土産品として定着させたい。沖縄といえばチーズケーキと思われるようになれば」と意気込んだ。