おなかいっぱい、手ごろな値段で家庭料理が食べられる豊見城市翁長の山ちゃん食堂。那覇-糸満を結ぶ幹線道路沿いにある交通の便の良さもあり、多くの客が訪れる。

魚のフライや卵焼き、うどんなどの日替わり定食「ミックスセット」

山ちゃん食堂を切り盛りする當山弘子さん(右)と姉の仲井真セツ子さん=豊見城市翁長

山ちゃん食堂の場所

魚のフライや卵焼き、うどんなどの日替わり定食「ミックスセット」 山ちゃん食堂を切り盛りする當山弘子さん(右)と姉の仲井真セツ子さん=豊見城市翁長 山ちゃん食堂の場所

 切り盛りするのは豊見城市与根の當山弘子さん(67)、清盛さん(69)夫婦ら家族4人。現在の店から南に500メートルほど、糸満市潮平で1977年に開業した。「ご飯を作るのが好きで食堂を開きたかった」と弘子さん。道路拡張で98年、現在地へ移転した。

 人気メニューは、とろとろと柔らかい「てびち汁」(700円)、さくさくした鶏の「からあげ定食」(630円)など。お昼すぎには完売する「日替わり定食」(580円)は限定20食で、しょうが焼きやサバの煮付けなどお品書きにない食事も出る。

 メニューは19種類。「人気の食べ物を出した方が素材の回転も早いし、新鮮でしょ」と話す。食事を済ませるとすぐに店を出る作業着の客も多い。メニューを絞って食事を早く出すことが、客のニーズにも合っているようだ。

 野菜炒めやオムライス、ちゃんぽん、ゆし豆腐といった家庭料理が多く、飽きのこない薄味が店の特徴。常連客の好みに合わせ、ゴーヤーの堅さといった調理法を変える心配りも店が長続きする秘訣(ひけつ)だ。

 「客だった高校生が、妻子連れで来店することもあってうれしい」と弘子さん。接客担当で姉の仲井真セツ子さん(71)は「おいしくて量もあると、口コミで客が来るんじゃないかね」と喜ぶ。客が客を呼ぶ店を「いままで通り続けたい」と2人はほほ笑んだ。(南部報道部・又吉健次)

 【お店データ】豊見城市翁長648の2。営業時間は午前11時~午後8時。木曜定休。駐車場6台。電話098(850)6642。