ツイッターなどで拡散した偽情報によって、110番通報が全国で相次いだ問題で、沖縄県内では24、25の2日間だけで「無言通報」が通常の5倍以上もの271件に上ったことが27日、分かった。電話が集中すれば、実際の事件事故など緊急事態への対応が遅れる可能性もあり、県警は「業務に支障を来す悪質なデマ」として軽犯罪法違反(業務妨害の罪)容疑も視野に捜査を進めている。

「110」で、通信速度が速くなるとうたった偽情報(ツイッターから)

 通信指令課によると、通報は24日午後10時ごろから、25日午前10時ごろまでの約12時間に集中し、139件に上った。無言通報は普段から1日平均50件ほどあるが、県警は安否確認のための折り返し電話をかけることから、今回の偽情報が発覚。25日午前、警察庁に報告したという。

 県警のサイバー犯罪対策室によると、ツイッターなどで拡散したのと同様の偽情報はエイプリルフールの今年4月1日付で投稿されており、今月から再び拡散。その後、ツイッターには「(1日に)嘘(うそ)ツイートしたら今更になって拡散。シャレにならん…」などと関与を疑わせる書き込みもあった。

 通信指令課の照屋聡次席は「無用の通報が鳴り続ければ、他の緊急性の高い110番通報がすぐに受理できない“滞留状態”も起きる。いたずらはやめてほしい」と呼び掛けている。