海洋博公園(沖縄県本部町)のウミガメ館で、飼育下でふ化から22年間育てたメスのアカウミガメ1頭から22匹の子ガメが誕生した。同館によると飼育による3世代目の誕生は世界的にも珍しいという。

ふ化した3代目のアカウミガメ(海洋博ウミガメ館)

 1995年に誕生した2世代目の母カメは今年5~6月、計397個を産卵。そのうち7月22日~8月1日に22匹がふ化した。甲羅の長さが約4センチ、体重は20グラム。ふ化率は5・5%だった。

 同館によると自然界のふ化率より低く、飼育員の真栄田賢さん(42)は「砂の湿度や温度のほか、周辺の植物の根の張り具合でも影響すると考えられる」と話す。ふ化した子ガメは1匹ずつ小分けにされた水槽で育てられている。アカウミガメの性成熟は20~30年といわれ、今回飼育下でも実証された。