反核や平和、人権擁護などの視点で優れた報道をした個人・団体に贈られる第23回平和・協同ジャーナリスト基金賞の贈呈式が9日、東京都内であり、沖縄タイムス取材班の連載「銀髪の時代~『老い』を生きる」に奨励賞が贈られた。

奨励賞の賞状を受け取る新垣綾子記者=9日、東京・内幸町の日本プレスセンタービル

 代表して賞状と副賞の盾を受け取った本紙社会部の新垣綾子記者は「かつての『長寿の島』という沖縄のブランドは崩れてきている。高齢者への取材を通して浮かび上がったのは認知症、孤立、虐待。超高齢社会に向け、問題提起したかった」と話した。

 同基金の岩垂弘・代表運営委員は「老いをどうするかは、突き詰めると人間の協同・連帯の問題」と指摘。選考委では連載が事態を詳細に伝えるだけではなく、その背景にきめ細かな深い取材で迫った点に称賛の声が上がったという。