第32回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト(全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、NEC協賛)が29日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開かれ、真和志高3年、與那嶺舞寧(まいね)さん(17)=西原町=が2位に入賞した。

第32回「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」で2位になった真和志高校3年の與那嶺舞寧さん=29日、東京都千代田区の有楽町朝日ホール

 スピーチは老人ホームでの実習体験から語り始めた。1年前に明るく人気者だった入所者が、2度目に会った時は視力を失って独りぼっちになり、背を丸めている姿に衝撃を受けたという。「目の見えない生活への変化は、どんなに不安だったことでしょう」。その不安は聴覚障害者も同じと悟ったことを、一語一語、大きな手ぶりで語った。

 この体験から自分に何ができるのかを考えて手話同好会に入り、地域の手話サークルにも4月から通い始めていることも披露した。そして、前をまっすぐに見据えて「安心して老後が過ごせる社会を作りたい」と介護福祉士になる夢を語り、締めくくった。

 表彰式の後、「家族、先生と友だちに報告したい」と喜びを語った。(記事、写真とも朝日新聞社提供)