【粟国島で比嘉太一】粟国空港で第一航空(大阪)の双発プロペラ機DHC6が着陸の際、滑走路から離脱し乗員乗客が軽傷を負った事故で、運輸安全委員会の山崎博介航空事故調査官ら3人が29日午前、粟国村入りし、現地調査を始めた。滑走路は依然閉鎖状態。村民からは「飛行機が飛ばないと困る」との声が上がるが、運航再開のめどは立っていない。

滑走路を逸脱した事故機を調べる警察官ら=29日午前11時半ごろ、粟国空港

 調査では操縦士や副操縦士らから事故当時の様子を聴取。小型機に付いていたフライトレコーダー(飛行記録装置)やコックピットレコーダー(音声記録)も回収した。

 30日以降、クレーンで機体を移動させ、草むらに埋まっているタイヤや脚の部分を調査するという。

 山崎調査官は「事故原因については、引き続き調査が必要。死亡者や重傷者が出なかったのが幸いだった。調査が始まったばかりで原因究明には長期間必要になる」と見解を述べた。