【那覇】来年度から市立幼稚園の認定こども園への移行を進める那覇市は21日、パレット市民劇場でキックオフ講演会を開いた。横浜市の「認定こども園ゆうゆうのもり幼保園」の渡辺英則園長が、幼保連携型の同園の取り組みや、子どもにとってより良い教育法について話した。

渡辺英則さん

 渡辺園長は「認定こども園ってなぁに? 幼保小の連携を見通した子どもの育ちとは」と題して講演。「預かり保育の子どもたちが親を待って玄関で待つのではなく、どの時間でも、子どもらが大切にされるとの考え方が大事で、保育の質の高まりにつながる」と語った。

 一方で「どういう園にしたいのか、選択肢をもう一度探り、思いを一つにすることが大事」と指摘。子どもによって保育時間が異なり、時間帯によって人数が変動することや、それに伴う職員のシフト、保護者同士の関係、行事などの組み方などの難しさなど、同園の保育の仕組みや課題も挙げた。

 さらに「これから求められる保育・教育」として、「一人一人が大事にされることで自己肯定感が育ち、自分の意見も話すことできる」とアドバイス。未来をより幸せにするためにも「あらためて『子どものことを真剣に考えませんか』と問い掛けられている」と締めくくった。

 講演会の冒頭には城間幹子市長が「認定こども園への移行を推進し、給食の提供、土曜保育と4月1日受入の実施、4・5歳児の30人学級などを実現する」とキックオフ宣言した。