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  • 安保法案反対集会が沖縄でも開かれ2500人が結集した
  • 基地を抱える沖縄への影響を懸念、辺野古阻止も主張
  • 若者や母親も登壇「声を上げることが未来を拓く」と訴えた

 安全保障関連法案に反対する県議会与党5会派や県憲法普及協議会などが主催する「戦争法案廃案!辺野古新基地建設断念!安倍政権退陣!8・30県民大行動」が30日夕、那覇市与儀公園で開かれ2500人(主催者発表)が結集した。この日は国会包囲に12万人が参加するなど全国で100万人行動が呼び掛けられ、沖縄からも呼応した。

安保関連法案と辺野古新基地に反対し、抗議の声を上げる集会参加者=30日午後5時53分、那覇市・与儀公園(金城健太撮影)

 沖縄の集会の趣旨には、法が制定されれば米軍などの基地を抱える沖縄に大きく影響するとして、名護市辺野古の新基地建設への反対も独自に盛り込まれた。 県民集会の会場となった与儀公園は、日本国憲法の下に戻ろうと沖縄が一丸となった本土復帰運動の節目にも集会場として使用された。復帰運動の象徴的な場所で開かれた安保法案反対の集会には、若者から高齢者ら幅広い年齢や職業の県民が結集し、ラップ調のリズムで反対を訴える「コール」も取り入れるなど熱気に包まれた。

 集会実行委員長を務める高良鉄美氏(県憲法普及協会長)は「70年前の戦争、43年前の本土復帰という歴史を経て今がある。そんな沖縄だからこそ、戦争法案は絶対に許さないと心に持ち続けよう」と声を上げる意義を強調した。

 壇上では議員、学者、宗教者、女性と幅広い層がマイクを握った。安保法案に反対する若者グループ「SEALDsRYUKYU(シールズ琉球)」の豊島鉄博さん(専修大2年)も「顔や名前を出すのは怖く、学生が行動しても何も変わらないのでは、と弱気になることもある。それでも世代を超え、多くの人が声を上げることが未来を拓(ひら)くと信じている」と法案反対を訴えた。

 採択されたアピール文は安保関連法案の成立を目指す安倍晋三内閣を「民主主義と立憲主義を踏みにじり、平和とは名ばかりの戦争法案を国民世論に背向き強行成立させようとしている」と批判。「私たちが戦争しない未来をつくる」と決意を表明している。