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  • 沖縄の未来図を描くU25サミットで若者64人余が白熱した議論
  • 平和や経済などをテーマに若者らしい疑問やアイデアが続々
  • 参加者は「沖縄を本気で変える。ここから行動しよう」と誓った

 25歳以下の若者が2030年の沖縄の将来を見据え、議論する「U25沖縄サミット」が30日、那覇市のタイムスビルで開かれた。大学生や高校生など62人が参加。「平和」「教育」「観光」など6つのテーマに分かれて話し合い、未来をつくる当事者として何ができるのか考えを深めた。

若い視点で沖縄の未来を語り合い、グループごとに夢や目標を発表した=30日、那覇市久茂地・タイムスビル

 ディスカッションプログラムを開発する「がちゆん」と沖縄タイムス社が、初めて共同で企画。参加者は、それぞれのテーマに沿って自由に討論した後、実際に関連する新聞記事を見ながら、より具体的な議論を実践した。

 琉大教育学部の比嘉麻乃さん(20)は「沖縄の未来を一人でつくることはできない。熱い気持ちを持った仲間と一緒に議論したことで自分の考えを深めることができた」と充実した表情。がちゆんの国仲瞬社長は「今日話し合ったことをぜひ次の行動につなげて」と呼び掛けた。

■2030年の沖縄どうなる? 議論白熱

 30日に開かれたU25沖縄サミット2015。次代の沖縄を背負う10代後半~20代半ばの学生や社会人が、2030年の“未来図”を語り合った。志を共有できる仲間を見つけて意気投合したり、目指すべき方向性をめぐって真剣な議論を交わしたり。会場のタイムスビル1階エントランスは、参加した60人余りの熱気であふれた。若者たちは「本気で変えよう、ここから行動しよう」と誓った。

 議論のテーマは「平和」「教育」「経済」など六つ。沖縄タイムスの紙面を参考にしながら、小グループに分かれて意見を出し合った。

 平和がテーマのグループは、米軍基地問題や沖縄戦、平和教育などについて取り上げ、「平和学習のマンネリ化が学ぶ意欲の低下につながっているのでは」「当たり前に思っている平和の裏で誰かが犠牲になっていないか」と、白熱した議論を展開した。

 教育のグループは発表の中で、基地や観光をテーマにしたスタディーツアーを提案。「10年後、20年後には社会をつくる側になるが、知識が足りない。せっかくこんなにいっぱい人が集まっているのだから、みんなでツアーに行って一緒に学びましょう。学ぶことはかっこいい、楽しいということをアピールしたい」と呼び掛け、会場を盛り上げた。

 社会人や大学生に交じり、高校生13人も参加。沖縄尚学高校1年生の稲福咲紀さんは「大学生や社会人の考えを聞けて刺激になった。学校の友達も巻き込みながら、これからの沖縄をつくっていきたい」と充実した表情で話した。