1日午後7時50分ごろ、沖縄県名護市の名護漁港で「車が海に落ちた」と119番通報があった。名護署などによると40代と20代~30代とみられる男性2人が海中の2人乗り軽トラック内から救助され、名護市内の病院に搬送されたが約1時間半後に死亡が確認された。名護署が身元確認を急ぐとともに、事件事故の両面で調べている。

海に転落した車両を捜索する消防隊員ら=1日午後8時35分、名護漁港

車が転落した場所

海に転落した車両を捜索する消防隊員ら=1日午後8時35分、名護漁港
車が転落した場所

 名護署などによると、現場は漁港内の桟橋で、地域の釣り人がよく訪れる。桟橋は横幅6~7メートル程度、長さは160メートル程度で、車両は桟橋から5~10メートル離れた海中で見つかったという。

 釣り中に車の転落を目撃し通報した男性(39)によると、車は桟橋の突端付近にエンジンがかかった状態で止まっており、ギアチェンジの音がした直後に前方の海に向け発進。男性は「帰るのかなと思ったら、すぐに前に進んで海に落ちた」と話している。急ブレーキの音や人の声は聞こえなかったという。

 桟橋は車2台がすれ違えるほどの幅で、普段から車を乗り入れて釣りをする人もいるが、夜間は外灯がないため暗い。発生直後から現場には地域住民や通行人が駆け付け、捜索を見守った。よく釣りに来るという男性は「ここは水深も深いはず。前が見えなかったのか、どうして落ちたのか」と困惑していた。

 車は午後11時前に海中から引き上げられた。