沖縄南方の海域で昨年5~6月に米音響測定艦インペッカブルが県内マグロ漁船のはえ縄を切断したとみられている問題で、沖縄県漁業協同組合連合会(県漁連、上原亀一会長)が、米海軍法務部から提出を求められていた被害船主の確定申告書の写しなどの追加資料を同部に送付していたことが2日、分かった。同日現在、米側からの返答はない。

マグロはえ縄漁船「第一寿丸」から撮影された米海軍の音響測定艦「インペッカブル」(「第一寿丸」提供)

 文書は事故当時の漁船の位置とはえ縄が引っ張られていた方向などの状況証拠や、被害船主の確定申告書の写しなど4項目。県漁連が送った損害賠償請求書や証拠物件を裏付けるための追加資料を送るよう、米海軍法務部がことし5月に文書で求めてきた。

 県漁連は被害船主が所属する各漁協と協力し、追加資料を用意。被害を受けた9隻分の資料をまとめ、8月27日に郵送した。上原会長は「同様の事故が起きた際に迅速な対応ができるよう、結果が出るまで取り組んでいく」と述べた。