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  • 浦添市で採集されたハブから高濃度PCBが検出された
  • ハブは米軍キャンプ・キンザー周辺に集中
  • 研究グループは「基地が汚染源の可能性がある」

 沖縄県浦添市北西部で採集されたハブの体内に、有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)や、毒性が高く使用が禁止されている農薬のDDTが高濃度で蓄積されていることを名桜大学と愛媛大学の研究グループが3日までに突き止めた。採集地は、米海兵隊の牧港補給地区(キャンプ・キンザー)に隣接する約1平方キロの範囲に集中している。グループの田代豊名桜大教授(環境科学)は「基地が汚染物質の発生源となっている可能性がある」と話している。

沖縄にすむ毒蛇ハブ

 ハブは行動範囲が比較的狭く、食物連鎖の上位に位置するため、生息地の汚染実態が反映されやすい。グループは2013年10月から14年12月の間に浦添市内で採集された雄のハブ12匹について、有害物質の濃度を分析した。

 全ての個体からPCBやDDTが検出されたが、脂肪組織中のPCB濃度が1グラム当たり2マイクログラム(1マイクロは100万分の1)超、DDTとその関連物質の濃度が同0・5マイクログラム超という高い数値を示した5匹は、全てキンザーのある市港川周辺で採集されていた。

 米軍基地では、PCBを含む変圧器などの機器が多く存在するとされ、これまでも基地内のPCB漏れや返還跡地のPCB汚染が相次いでいる。

 ただ、高濃度地点には民間の事業所も多く、汚染がこれらに起因する可能性もあるという。

 研究グループは13年に、キャンプ・キンザーや宜野湾市の普天間飛行場の周辺で採集されたマングースの体内にPCBなどが高濃度で蓄積していることを報告している。今回はより行動範囲の狭いハブで調査した。