【うるま】旧盆に各地域で見られるエイサー。今では創作された派手な内容も多いが、うるま市勝連平敷屋区は200年以上の歴史をもつ演舞を大事に守り続けている。ウークイの8月28日、区の青年会(宮城力也会長)東西による夕刻エイサーが、集落の祖人を祀(まつ)った「神屋」と門中の「元屋(むーとぅやー)」の広場で披露された。

うるま市勝連平敷屋区青年会西のエイサー衆=市勝連平敷屋「神屋」の前

 開演前から広場には県内外から約800人の観客が詰め掛け、古典の三線演奏や演舞の彩を堪能した。本部町に住むイギリス人のチェンス・ウィルソンさん(40)は「毎年、見に来ているがとても素晴らしい」と絶賛。福岡市の古田博さん(55)、アヤ子さん(同)夫妻は「福岡のレストランで聞き駆け付けた。伝えられている平敷屋エイサーのすごさを堪能した」と興奮気味だった。

 平敷屋エイサー保存会名誉会長の宮城松生(しょうせい)さんによると、同区のエイサーはシンプルな衣装と踊りが一見地味だが、パーランクーの打ち方や返し方、腰の降ろし具合など隊列が美しく、内から湧き出る迫力が伝統の重みを感じさせる。青年会西の掛福基貴副会長は「これからも伝統を守り伝えていく」と意気込んだ。(翁長良勝通信員)