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  • 2015年の都道府県別平均寿命。沖縄は女性7位、男性36位に後退
  • 65歳未満の死亡率が男女ともに全国ワースト。平均寿命の延びを抑制
  • 県保健医療部長「死亡率が悪い要因を分析し、対策立てないと」

 厚生労働省が13日に発表した2015年の都道府県別平均寿命で、沖縄女性は10年の前回調査から0・42歳延び87・44歳、沖縄男性は0・87歳延び80・27歳となった。男性は初めて80歳台に到達した。都道府県別の順位は前回調査で3位だった沖縄女性は7位に、同30位だった沖縄男性は36位に後退。男女ともに平均寿命は延びたが、伸び幅が他県に比べて小さく、低下に歯止めがかからなかった。

都道府県別平均寿命

 「2040年に平均寿命日本一」の目標を掲げ、健康長寿ブランドの再構築を目指す沖縄にとって厳しい順位となった。

 沖縄は65歳未満の働き盛り世代の死亡率が男女ともに全国ワーストで、平均寿命の延びを抑制する要因となった。

 全国より多い飲酒量や脂分の多い食事、運動不足などに起因する生活習慣病の肝疾患や糖尿病、喫煙が要因の慢性閉塞(へいそく)性肺疾患などの死亡率は全国に比べて高水準にある。男性は大腸がん、女性は子宮がんによる死亡率が高い。

 県保健医療部の砂川靖部長は「結果的に平均寿命が延びたのはいいが、20歳から64歳の死亡率が悪い要因を分析し、対策を立てなければいけない。地域コミュニティーで健康づくりに取り組む人材の育成支援に力を入れたい」と話した。

 前回調査で、女性は復帰後初めて3位、男性は26位から30位まで後退し「330ショック」と呼ばれた。危機感を共有して臨んだ15年調査だったが、男女ともに順位が低下した。

 全国平均は女性が87・01歳、男性が80・77歳。女性は長野が87・67歳で2回連続トップで、男性は滋賀が81・78歳で初の首位となった。最下位は男女とも青森で、男性78・67歳、女性85・93歳だった。