沖縄の固有種と自然環境をテーマに久米島を視察した「沖縄こども環境調査隊2015」のシンポジウム(主催・沖縄タイムス社)が5日、那覇市久茂地のタイムスホールであった。小、中学生8人の隊員は生き物を守るために必要な対策について意見を発表。調査を踏まえた「環境宣言」では、「学んだこと、感じたことを伝え、自分でできることを実践していく」と声を合わせた。

環境保全へのメッセージを読み上げる沖縄こども環境調査隊のメンバー=5日午後、那覇市久茂地のタイムスホール

 2人1組で発表に立った隊員たちは、赤土の流出、漂着ごみなどが生態系を脅かしていることや、それらが人為的に引き起こされていることなどを踏まえ、それぞれの考えを報告した。

 古蔵小5年の儀間瑞季さん、座安小6年の高村ゆず子さんのグループは「人が地球の持ち主ではない。自分たちが生活しつつ、自然も大切にしていかないといけない」などと訴えた。

 宮森小6年の畔上英士さん、安岡中1年の長島由奈さんのグループは「一匹一匹、心や命があるということを考えて、生き物と接していかないといけない」などと発表した。

 基調講演では、隊員を受け入れた久米島ホタル館の佐藤文保館長が、久米島の成り立ちや、開発や外来種などによって固有種の生態系が脅かされている現状を説明。自然環境を保護するために「住民の協力と対策が重要だ」と指摘した。