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  • 辺野古新基地工事を再開せず、建設断念を求める県民集会があった
  • 主催者発表で3800人が名護市のキャンプ・シュワブ前で声を上げた
  • 埋め立て承認の早期取り消しを翁長知事に期待する声が相次いだ

 名護市辺野古の新基地建設に反対する県議会与党や県選出野党国会議員などでつくる「止めよう辺野古新基地建設!実行委員会」は5日、名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前で県民集会を開いた。3800人(主催者発表)が結集し、安倍晋三政権に、現在停止している新基地建設の関連工事を再開せず新基地建設断念を求めると同時に、安全保障関連法案の廃案を求めシュプレヒコールを上げた。

新基地建設断念を求めガンバロー三唱で気勢を上げる集会参加者=5日午後3時15分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前(金城健太撮影)

 新基地建設をめぐっては県と国の集中協議に伴い、9日まで政府が建設関連の工事を停止している。実行委は集会を開くことで、協議期間を終えた10日以降も工事を再開せずに新基地断念を求める県民の意思を示す狙いがある。

 会場となったゲート前は午前中から雨が降り続いたが、集会が始まる午後2時には小雨に。最後には晴れ間が広がり、登壇者の一人は「雨にも負けず、アベにも負けずだ」と新基地建設断念と安保法案の廃案に向けた結束を呼び掛けるなど会場は熱気に包まれた。

 壇上でのあいさつでは政府への抗議と同時に、翁長雄志知事による前知事の埋め立て承認の早期取り消しを期待する声が相次いだ。

 実行委共同代表の一人、照屋寛徳衆院議員(社民)は「集中協議後、翁長知事は間髪を入れずに毅然(きぜん)として一刻も早く承認を取り消してもらいたい」と知事の政治決断を要望した。

 安保法案に反対する若者グループ「SEALDsRYUKYU(シールズ琉球)」もマイクを握った。小波津義嵩(よしたか)さん(名桜大2年)は「武器に頼り平和をつくる時代は終わった。沖縄から真の積極的平和主義が全国に広がっている」と訴えた。

 現地辺野古での数千人規模の集会は昨年8月から継続的に開かれ、今回で5度目の開催となる。また、今年5月の沖縄セルラースタジアム那覇での県民大会には翁長知事も参加し、3万5千人(主催者発表)が結集するなど大衆運動を展開している。