【ルイス高江洲佳代子通信員】第19回WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)ネットワーク(東良和会長)は8月2日、アトランタ市のヒルトン・ガーデンホテルで理事会を開催した。会顧問の呉屋守將、牧志泰三、長嶺篤奏の3氏や他支部代表15人なども参加した。

ウチナーンチュについて意見交換するWUBのメンバーら=アトランタ市

 ブラジル、台湾、沖縄、東京、ハワイ、北米支部の状況報告のほか、ワシントンDC県事務所の山里永悟氏が県事務所の展望や課題、県商工労働部国際物流商業課の戦略、第6回世界のウチナーンチュ大会概要などを説明した。

 ハワイWUB会長のジョン田里氏のリードで「ウチナーンチュについて語ろう」をテーマにシンポジウム。約60人がWUBメンバーと交流。県主催のジュニア・スタディー体験者たちも家族と参加。ジョージア大学の美術専攻生、フエングラー実花さん(22)=2世=はジュニア・スタディーとロスでのウチナー若者大会での感想を話した。

 アトランタ県人会初代会長の高江洲佳代子さん(71)は県人会誕生までの経緯について説明。ロスの比嘉アルビン氏(2世)は終戦直後、ハワイから沖縄へ豚を届ける支援をした父のエピソード、ブラジルからは砂糖工場業界の環境問題コンサルタント・仲程リアナさん(3世)がWUBリーダーシップ育成奨学制度によるハワイ・東西センターでの留学経験や沖縄の親戚を訪ねた体験を報告した。

 10台のラウンド・テーブルでグループで意見交換。創作エイサーLuckの隊員でアトランタでの演舞を終えた宜野座高校生6人は、初めての英語での会議に緊張した表情だったが「貴重な体験になった」と話した。

 我那覇ムネタカ・ペルー県人会長はハワイで出版された沖縄方言のマニュアルを紹介した上で「この本は素晴らしい。ペルーに戻ったら、すぐにスペイン語解説版を手掛けるつもりです」と話した。

 ジョージア工科大学日本語教授のシモンズ・新里留美子氏は、ウチナー言語・文化の研究にも熱心で、所属の日本語学部に沖縄方言コースを導入したいとし「資料収集など、研究費の要請書を作成中。那覇と首里のオリジナルのウチナー方言を録音、コンピューターでデータ化し、大学を通じアメリカに広めたい」と抱負を語った。

 大会2日目は、ハワイ沖縄3世・マーク平良氏が経営するキングズハワイアンベーカリー工場を見学した。

 WUBはハワイのロバート仲宗根氏の発案で1997年に結成。現在15カ国に21の支部がある。