【八重山】台湾の基隆-石垣市の定期クルーズ船を運航するスタークルーズ社(本社・香港)が11月以降に同路線の滞在型運航を計画していることが7日、分かった。これまでの「日帰り寄港」から2~3泊の滞在型を検討しており、八重山の観光関係者からは「消費額も伸び、島々への観光も可能になる」と歓迎している。

総菜店で取材する台湾メディアの記者ら=7日、石垣市登野城

 同社は14年間、石垣路線を運航。台湾に近く、「身近な外国」として台湾でも定着しているが、朝に寄港し、夕方に出港する日帰り運航のため、乗客は市内の主な観光地を巡ることしかできなかった。

 今年は3~10月の夏季シーズンに加え、初めて11、12月にも運航を計画。週2便計18便が追加される予定で、滞在希望者は石垣で下船し、次の便に乗船できるよう検討している。

 7日は、同社と八重山ビジターズビューローが招いた台湾の新聞や雑誌の記者11人が市内の豆腐屋や総菜店を視察。10日まで自然体験やB級グルメなど滞在型の観光スポットを見て回る。

 同社の林鈺茹アシスタントマネージャーは「新しい石垣の魅力を掘り起こし、クルーズ客に地元視線の観光を発信したい」と語った。

 同ビューローの高嶺良晴理事長は「滞在することで竹富町の自然も体験できる。宿泊、飲食業界の波及効果も高い」と運航の実現に期待を寄せている。