8日午前8時40分ごろ、那覇地区漁協所属の漁船「海修丸」(乗員1人、9・7トン)と連絡が取れなくなったと第11管区海上保安本部に通報があった。11管の航空機が約5時間半後に転覆した同漁船を沖縄県久米島の西南西約33キロ沖合で発見したが、男性船長(57)=浦添市=が行方不明となっている。

久米島西南西沖33キロで転覆した状態で見つかった那覇地区漁協所属の漁船「海修丸」=8日午後2時すぎ(那覇海上保安部提供)

 同日午後8時ごろ、捜索していた11管の巡視船が、漁船が見つかった地点から北北西に12キロの海域で、浮いていた男性の遺体を収容した。那覇海上保安部が、男性船長の可能性もあるとみて身元の確認を進めている。

 那覇海保によると漁船は船底の一部が見える形で転覆。潜水士による船内捜索も行ったが船長は見つからなかった。

 那覇地区漁協によると同漁船は中国漁船などの密漁監視業務を国から受託し泊漁港を3日に出港、12日に帰港する予定だった。4日正午に定時連絡があって以降、音信が途絶えたという。7日朝になっても連絡がつかないことから、同漁協が周辺海域を航行する漁船に捜索協力を求めていた。

 同漁協担当者によると男性船長はマグロやイカ漁のベテラン漁師で、現場海域に詳しかったという。