【名護】名護市汀間区の「七月踊り」が8月30日、汀間地区会館で開かれ、区内外から大勢の観客が詰め掛けた。2年に1度の開催で、18演目に約60人が出演した。実行委によると戦争で一時中断したが、136年の歴史がある。

わらび会のエイサーに会場が沸いた=名護市・汀間地区会館

 定番となった「長者の大主」で幕が上がり、「稲しり節」など各演目に会場は沸いた。わらび会がエイサーを披露した後、「僕のおじいちゃんは○○です」「久志小の○年生になりました」と自己紹介すると和やかな雰囲気に包まれた。区出身で七月踊りに詳しい比嘉哲さん(77)は「出演者が一番うれしいのは大きな拍手」と話した。山内範正実行委員長は「うきりびになたる うがしまぬうどぅい たげにちむあわち しゅびぬ うりさ(火の粉のようだった汀間の踊りも、互いに協力して炎のように燃えさかるように完成させた)」と琉歌を詠んだ。

 40年ぶりに里帰りした又吉己敏さん(62)は初めて七月踊りを見たという。「シマの人は踊りがうまい。特に小さい子のエイサーは楽しかったよ」と目を細めた。最前列で舞台を見つめた玉城芳喜さん(84)は「やっぱり七月踊りは楽しいですよ」と満足そうに話した。(玉城学通信員)