高校の女子水球部が県内で初めて那覇西に誕生した。結成からまだ3カ月。8人の部員は全員が競技未経験の1年生だが、「九州で勝って全国に行きたい」と練習に励む毎日だ。13日、那覇商プールで沖縄スイミングスクール豊見城校水球コースとのエキシビションマッチがある。瀬島ひびき主将は「積極的にプレーしたい」と意気込む。(勝浦大輔)

「全国大会に出場したい」と意気込む那覇西高の女子水球チーム=那覇商業高(勝浦大輔撮影)

 女子水球は男子同様に五輪正式種目で、国内でも昨年の長崎国体や今夏の近畿総体でエキシビションマッチが行われるなど普及が進む。以前から女子チームを考えていた那覇西男子水球部の永井敦監督が、東上里桃が「水球に興味がある」と話しているのを校内で耳にし、結成を決めた。

 部員のスポーツ歴は競泳経験者が1人いるだけで、残り7人はハンドボールやバスケット、バレーなどばらばら。大半の部員が当初、25メートルを泳ぐのがやっとだった。それでも、永井監督は「球技をやっていたこともあり、上達は早い。きつい練習にも男子より耐えられる」。少しずつ力をつける姿に成長を実感する。

 「水中の格闘技」と呼ばれる水球に、主将の瀬島と副主将の東上里が興味を抱いたのは、テレビドラマ「水球ヤンキース」を見てから。ハンドボールをやっていた東上里は「足がつかない水の中で、こんなプレーをしてすごい」、瀬島は「シュートを打つところがかっこよかった」と競技にのめり込んだ。

 8月、沖縄フリッパーズジュニアチームとのデビュー戦は、敗れはしたが1点をもぎ取った。瀬島と東上里は「みんなでつないで、シュートが決まるとうれしい」と声をそろえる。

 来年1月に開かれる17歳以下の全国大会九州予選を目標に、プールでボールを追い掛ける。永井監督は「九州代表になるのは難しいが、まずは出場できるレベルにしたい」と力を込めた。