県特別支援学校PTA協議会の仲村利江代表らは10日、那覇市に特別支援学校を設置するよう求める陳情書と1万8500人余りの署名を県教育庁に提出した。

諸見里明教育長(右)に署名を手渡す仲村利江代表=県教育庁

 那覇市には、主に肢体不自由児を対象にした那覇特別支援学校はあるが、知的障がい児を受け入れる特別支援学校はない。

 同協議会によると、市外の特別支援学校に通っている那覇市の児童・生徒は約400人。しかし、約100人の児童生徒を那覇市から受け入れている島尻特別支援学校をはじめ、受け入れ先の学校の過密化が深刻になっているほか、送迎する保護者の負担も大きい。

 仲村代表は「市外の特別支援学校に通うために10年以上も長距離の送迎を余儀なくされ、仕事もままならない保護者が多数いる。地域の子どもは地域で育てられるよう、ぜひ市内に特別支援学校を設置してほしい」と要望した。

 対応した諸見里明県教育長は「必要性は十分に認識している。署名を重く受け止め、那覇市と連携しながら前に進めたい」と、問題解決に意欲を見せた。