琉球漆を使った伝統工芸品の「東道盆(とぅんだーぶん)」の普及に取り組む漆実験工房(前田春城代表)とNPO法人アートリンク(宮島さおり理事長)は9日、フランス・パリで東道盆の展覧会を開いた。フランスのマスコミやデザイナーなど50人が参加し、沖縄独自の伝統技術に見入った。

琉装で東道盆を紹介する赤嶺貴子氏(左から2人目)=フランス・パリ市内

 東道盆は、琉球料理を入れる「オードブル皿」。宮廷での来客のもてなしや、中国や日本への献上品としても使われた。

 展示会は経済産業省のJAPANブランド育成事業の一環で東道盆のフランス市場での可能性を探った。製作を手掛けた赤嶺貴子氏らが作品を説明。参加者からは料理以外に、宝石入れにも使えるなどのアドバイスがあった。宮島理事長は「手応えをつかんだ。海外展開の弾みにしたい」と述べた。