沖縄県内流通最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)がうるま市石川の旧浄水場跡に大型商業施設の建設を計画していることが14日分かった。敷地面積は4万3千平方メートルで、サンエー西原シティと同規模。サンエーは同跡地を所有する県企業局と売買交渉に入った。交渉を経て、売買金額や商業施設の開店時期を決める。(照屋剛志)

サンエーが進出を予定している旧石川浄水場

 県企業局は10日にサンエーを売買交渉者として選定。金額や売却時期などの交渉を開始した。本年度中に仮契約を結ぶ方針。敷地面積のうち、県企業局が3万6400平方メートルを所有し、残りは私有地などが占める。

 サンエーの担当者は「土地を取得しておらず、現時点で施設の規模や開店時期などは決まっていない」とコメント。「大型施設建設は計画している。これから地域や行政と一緒に考えて、地域一帯の発展に貢献していきたい」としている。石川浄水場は2011年に東恩納崎に移転。うるま市は都市計画で、同跡地周辺を商業施設やオフィスなどを複合的に集積させる「中心拠点」と位置付け、今年8月から同跡地利用者を公募していた。

 うるま市は県内に複数の大型商業施設を運営するサンエーの開発能力を評価、8日に県企業局へ優先交渉者として推薦した。

 同跡地周辺は、大型商業施設が建設できない第1種住居地域となっているため、うるま市は近隣商業地域に用途変更する予定。用途変更で建ぺい率が向上するなど商業施設の建設がやりやすくなる。