【東京】沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、翁長雄志県知事が前知事の埋め立て承認を取り消す方針を表明した14日、在京の全国紙・ブロック紙は一斉に夕刊で報じた。全5紙が1面のトップか2番手の扱い。「辺野古取り消しへ」などの見出しで報じ、今後予想される政府の対抗策や法廷闘争にも言及した。社会面でもキャンプ・シュワブのゲート前で作業に抗議する参加者らの反応も取り上げるなど、複数面で展開した。

埋め立て承認取り消し方針を表明した翁長知事の会見を報じる在京紙の14日夕刊

 唯一1面トップで報じた朝日新聞は、「言葉を尽くしても(反対の趣旨を)理解していただけないことが分かった」などと会見での知事の言葉を引用し、取り消し決断の思いを説明。新基地建設をめぐるこれまでの経緯も詳しく報じた。

 東京新聞は1面から社会面までの3カ面に掲載。2面では「日米政府が一体となって民意を押しつぶそうとするなら、解決の糸口は見えてこない」などとする解説記事を載せた。

 毎日新聞は社会面で「知事、支えていく」との見出しでゲート前の抗議参加者の声を紹介。日本経済新聞は、政府への厳しい批判も出た知事会見の様子を報じた。読売新聞は3面で、来月の正式な取り消し後に想定される政府、県の対応をまとめた。