35歳のプロボクサー、翁長吾央(沖尚高-東洋大出、大橋)を世界王者にしようと、沖縄県内のボクシング関係者が集結した。世界挑戦への第一歩として11月15日、豊見城市民体育館で東洋太平洋スーパーフライ級4位のジョナス・スルタン(フィリピン)と対戦する。主催する平仲ボクシングスクールの平仲信明会長は「勝ってランク入りし、東洋太平洋タイトル戦、世界戦へとつなげたい」。翁長は「年齢的にも負けたら終わり。心技体をもっと向上し、必ず王者になる」と力を込めた。

沖縄から世界挑戦を目指し、団結する(左から)羽地克博さん、中真茂会長、金城眞吉さん、翁長吾央、平仲信明会長、青山真一さん=豊見城市の平仲ボクシングスクール

 「沖縄から世界へ」を合言葉に、沖尚高ボクシング部時代の恩師で現東洋大総監督の金城眞吉さん、沖尚高や興南高OB、古巣の沖縄ワールドリング(WR)の中真茂会長らも翁長を支援する。

 翁長は高校3冠や世界ユース8位の実績を引っさげ、2003年6月にプロデビュー。10、12年と日本王座奪取に失敗後、帰郷し、横浜の大橋ジムと行き来しながら沖縄WRや琉球、平仲ボクシングスクールなど県内ジムで拳を磨いている。

 14日に会見した翁長は「ベルトを取るために、精神面が一番足りなかったと思う。今はキャリアを積み、相手を見る余裕がある」と自信をのぞかせた。

 セコンドにつく中真会長は「パンチの切れ、スピードとも今が一番いい」と太鼓判を押した。恩師の金城さんは「勝負の世界は厳しいが、何がなんでも世界を取って」と激励した。

 翁長は左ボクサーファイター。戦績は25勝(18KO)2敗2分けで、再起してからは8連勝(7KO)中。現在、IBF世界スーパーフライ級10位、日本同級5位。相手のスルタンは24歳の右ファイターで9勝(5KO)2敗。

 試合は11月15日、平仲BS開設20周年記念として開かれる。午後2時から全9試合を予定。入場料は全席自由で5400円(未就学児無料)。問い合わせは電話098(856)8889。