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  • 2017年は猛暑だった沖縄。元日は最高気温17度程度と寒くなりそう
  • 「ラニーニャ現象」で沖縄・奄美地方へ大陸から冷たい風が流れ込む
  • 沖縄気象台「体調管理や農作物対策など、急激な変化に気を付けて」

 記録的な猛暑から一転、厳冬へ-。沖縄気象台は25日、来年1~3月の3カ月予報を発表し、1月の沖縄地方は大陸から寒気が流れ込み、気温が平年より低くなる可能性があるとした。気象台職員は「体調管理や農作物対策など気温の急激な変化に気を付けて」と注意を促している。

予想される海洋と大気の状態(1~3月)

年末年始の天気予報(25日17時現在)

予想される海洋と大気の状態(1~3月) 年末年始の天気予報(25日17時現在)

 同気象台によると、元日は那覇市で最高気温17度程度と、「寒い年明けになるだろう」と見込む。

 寒さの要因は、世界的な異常気象を招くとされる「ラニーニャ現象」。南米ペルー沖の暖かい海水が東風で西に吹き寄せられて海面水温が低下。逆に沖縄南方のインドネシア近海の海面水温が上がり、発生した積乱雲が上空の偏西風を押し上げ、その蛇行に沿って西日本や沖縄・奄美地方へ大陸から冷たい風が流れ込み、寒くなる。

 1月は特に、西高東低の冬型の気圧配置が強まりやすく、沖縄地方の平均気温は平年並みか低くなりそうだ。

 また、2017年の天候(速報値)では、暑かった1年がデータで裏付けられた。30度以上の真夏日の連続日数を那覇(85日)と久米島(同)で更新したほか、「記録的な高温」だった8月や冬(16年12月~17年2月)、秋(9月~11月)の観測史上最高記録が相次いだ。

 24日時点で那覇、久米島、宮古島、石垣島、与那国島の5地点から割り出した年平均気温は24・26度。平年と比べ0・6度高く、15年と並び歴代3位となった。

 15~17年の3年間が年平均気温のトップ3に入っており、同気象台は「地球温暖化の影響で、大気全体の温度が高いことが要因と考えられる」としている。