【石垣】翼を広げると110センチと、国内で観察できるシギで最大級のホウロクシギが、8月下旬から石垣島西部の干潟に姿を見せている。

干潟でエサを探すホウロクシギ=石垣市内

 下に湾曲した長いクチバシが特徴的な野鳥。シベリアや中国の北東部で繁殖し、台湾からニュージーランドにかけて越冬する。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種2類に指定されている。

 日本へは旅鳥として春と秋に飛来。広大なエリアで越冬するダイシャクシギと見た目は似ているが、ダイシャクシギは翼の内側の根元が白いので、飛ぶと種別が分かる。

 ホウロクは素焼きの土鍋の一種で、これに色が似て名付けられたという説と、鳴き声が「ホーイン」と鳴くという説もある。

 7日、洋上を悠々と飛び、「ホーイン」と大鳴きする1羽を確認。もう1羽も合流し、海岸でたたずんでいるのが見られた。まだ続く旅の途中、小休止のようだった。(奥沢秀一通信員)