沖縄県議会(喜納昌春議長)は18日午前、9月定例会を開会し、与党5会派が提案した政府が名護市辺野古の新基地建設に向けた作業を再開させたことに抗議し、建設断念を求める意見書を賛成多数で可決した。翁長雄志知事は総額20億2827万円の2015年度補正予算案を含む計44議案を提案した。会期は10月16日までの29日間。

名護市辺野古の新基地建設の作業再開に抗議する意見書を賛成多数で可決する沖縄県議会=18日午前、県議会

 翁長知事は議案の提案理由説明の冒頭、前知事の辺野古埋め立て承認の取り消しを表明したことを報告し「あらゆる手法を駆使して辺野古に新基地を造らせない公約実現に向け全力で取り組む」と述べたが、取り消し時期には言及しなかった。

 意見書は政府に対し、①翁長雄志知事が前知事による埋め立て承認の取り消しを表明したことを重く受け止め、工事を中断し新基地を断念する②普天間飛行場の閉鎖・撤去を米政府と交渉する―の2点を要求している。