沖縄県の宮古島市教育委員会(宮國博教育長)が伊良部島の小中学校の一貫校の開設や城辺地域の4中学校を統合する計画を進めていることに対し、市幼小中統廃合を考える会の共同代表を務める岸本邦弘さん(56)らは26日、学校統合の是非を問う住民投票の条例制定を求める2237人分の署名を市選挙管理委員会に提出した。

住民投票の条例制定を求める署名を宮古島市選管の宮國恵良事務局長に提出する岸本邦弘さん(左)=26日、同市役所

 市選管が有効人数を確定し、条例制定の直接請求に必要な有権者の50分の1(876人分)を超えていれば、各種手続きを経て早ければ2月中旬にも臨時議会が開かれる見通し。

 学校統合計画を巡っては伊良部島の小中一貫校の建設工事が21日から始まっているほか、城辺地域の4中学を統合して西城中の用地に新校を開設する議案が20日の市議会で賛成多数で可決されている。

 提出後、市役所で会見した岸本さんは「賛成、反対ではなくて、住民自身が統合を必要とするのかを考えるための機会にしたい」と説明した。近角敏通さん(64)は「学校の統合は地域に密着した問題。十分な議論をして、住民の意思を確認してほしい」と要望した。