安全保障関連法案への反対が全国で広がる中、沖縄県内では18日夜、那覇市県庁前の県民広場の集会に1500人(主催者発表)が参加し、廃案と同時に名護市辺野古の新基地建設反対を訴えた。成立したとしても反対の意志を持ち行動を続け、将来の選挙で安倍晋三政権の退陣によって法の廃止の実現を目指そうとする声が相次いだ。

安全保障関連法案採決に抗議の拳を突き上げる参加者=18日午後6時2分、那覇市泉崎・県民広場

 県憲法普及協議会や県議会与党5会派などで構成する「止めよう戦争法案!守ろう9条!実行委員会」が主催し、安保関連法に反対する学生グループ「シールズ琉球」も協力するなど年齢や立場を超えた幅広い層が参加した。

 県内で5回目となる集会は国会審議が最終局面となる中で反対の意志を示そうと行動した県民の熱気であふれ、シールズ琉球の「憲法読めない首相はいらない」「戦争法案、絶対反対」のコールでスタートした。

 高良鉄美実行委員長は「独裁政治をなくすための憲法が崩されようとしている。辺野古の強行も構図は同じで許されない。衆院を解散させ国民として不信任を突きつけよう」と訴えた。

 シールズ琉球のメンバーで大阪の大学に通う平良美乃さん(22)も「国のあり方を政府の都合で決めるのは間違っている。この先何十年ある未来をあきらめられない。私たちの手で流れを変えられる」と行動し続けることを誓った。

 ネットワーク九条の会事務局長で弁護士の加藤裕氏は「今の闘いを忘れずに暴挙をなした政治家を落選させ、平和と民主主義を取り戻そう」と呼びかけた。

 与党県議団や辺野古で抗議行動を続ける市民団体のメンバーも登壇し、集会後は国際通りをデモ行進した。