【那覇】那覇市久米にある洋菓子店が、ジーマーミ(ピーナツ)豆腐を生クリームに練り込んだロールケーキを開発して話題を呼んでいる。ジーマーミ豆腐好きのパティシエで「楽園スイーツ」社長の高嶺正人さん(49)が考案し、7月の開店1周年に併せて店頭に並べた。客の反応は上々で、店では19日から始まるシルバーウイークに併せて高齢者向けのケーキも並べる。(国吉聡志)

ジーマーミ豆腐入りのロールケーキを持つ店長の高嶺美緒さん=9日、那覇市

 高嶺さんが「ジーマミー・ロール」の開発を思い付いたのは、半年前。「ジーマーミ豆腐のもちもち食感とピーナツの香ばしさをケーキに入れれば、県民好みのケーキができるはず」とひらめいた。

 だが、ジーマーミ豆腐は粘り気があるため、きな粉が入った店のオリジナル生地に塗りにくい。力を込めると生地が裂けてしまう。また豆腐が多過ぎると、その重みでケーキの形が崩れる。逆に生クリームが多過ぎると、ジーマーミの味が生きない。約3カ月の試行錯誤の後、高嶺さんは試作品を作り上げた。

 試作品は豆腐の量が少なく、「きな粉の味しかしない」など客の評判は良くなかった。高嶺さんは閉店後、夜中まで材料の配分などの研究を続け、開店1周年の7月に改良作を店頭に並べた。

 「香ばしいけど、何が入っているの」「えっ、ジーマーミ豆腐がケーキに。信じられない」。もちもちした食感も、客の笑顔を誘った。

 今ではケーキを求める観光客も増え、多いときは1日20本が売れる。シルバーウイークに併せ、高齢者が好むあんを加えた新商品も店頭に並ぶ。 

 店長の美緒さん(33)は「和と洋が融合するケーキの味を、多くの人に味わってほしい」と呼び掛けた。

 問い合わせは、楽園スイーツ・ポールシュガー、電話098(917)2730。定休日は日曜日。