「実演家として、指導者として頑張って」。27日に那覇市内のホテルで開かれた重要無形文化財「琉球舞踊」保持者追加認定合同祝賀会には多くの関係者が訪れ、新保持者に古典芸能の伝承者としての期待を寄せた。

重要無形文化財「琉球舞踊」の保持者となり祝福を受ける実演家たち=27日午後8時すぎ、那覇市・ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー(渡辺奈々撮影)

 拍手の中、花道を通って入場した新保持者27人はいずれもきりっとした表情。豊平良孝沖縄タイムス社長は「保持者の皆さまは、沖縄の誇り。沖縄の文化に誇りがあるからこそ、沖縄の人は胸を張って生きることができる」と激励した。

 2009年に保持者に認定された「先輩」の宮城幸子さん(84)は「一緒に先達の技を次世代に引き継いでいきましょう。お願いします」と呼び掛けた。

 ひな壇(だん)に座った新保持者らは弟子や知人から握手で祝福されると、笑顔で喜びを表した。歌三線の城間盛久さん(67)は「うれしさと緊張感、責任感がある。まだまだ不十分。謙虚な気持ちで一歩ずつ頑張りたい」と話した。箏の赤嶺和子さん(70)は「まだまだ勉強中。三線、踊りとの『間』を大切に演奏しながら、後継者育成に力を注ぎたい」と気持ちを新たにした。