ラグビーの世界一を決める第8回ワールドカップイングランド大会で、強豪南アフリカを相手に歴史的勝利を収めた日本。その健闘ぶりに、遠く離れた沖縄からも熱い視線が注がれている。途中出場した田村優選手の祖母、高江洲静枝さん(84)=浦添市=は「こんな大舞台に出られたのは皆さんの応援のおかげ」と語り、次戦(23日)でのさらなる活躍に期待する。

 田村選手は19日の南アフリカ戦後半残り8分、スタンドオフで出場し、チームの逆転勝利に貢献した。

 生後2、3カ月まで母・真奈美さんの故郷、沖縄で育ち、その後もたびたび訪れていたという田村選手。長年見守り続ける高江洲さんは「人なつっこくて、優しい子」と振り返る。

 現在所属するNECグリーンロケッツに加入後も、沖縄合宿のたびに高江洲さん宅を訪問し、気遣いを見せているという。

 ルールを詳しく知らない高江洲さんが掛ける言葉は「ぶつかりなさんなよ」。これに「気を付けるから」笑って答えていた孫が今、テレビの向こう側で奮闘している。

 高江洲さんは「危なっかしくて指の間から見てばかりだけど、元気な姿を見られてうれしい」と声を弾ませた。(島袋晋作)