手作り電気自動車(EV)のレース「エネルギーチャレンジオキナワ2017国際競技大会」が29日、沖縄県糸満市の糸満漁港北地区であり、那覇工業高が優勝、準優勝を飾り、県外やタイの大学などからエントリーした13チームの中で技術力の高さを示した。大会実行委員会(宮里大八委員長)の主催で、同市と同市教育委員会が共催した。

手作り電気自動車で走った距離を競う「エネルギーチャレンジオキナワ2017国際大会」で優勝、準優勝を飾った那覇工業高校機械科3年生ら=29日、糸満市の糸満漁港北地区

 EVは一人乗りで、動力は50ccバイク用バッテリー4個。1周950メートルコースで2時間の周回数を競った。那覇工業高機械科3年生チーム(山入端龍弥さん=17、末吉樹李さん=17、上地皓介さん=17)は37周(約35キロ)で優勝、同科の部活で機械工作部は33周で準優勝。東京の工学院大学が31周で3位だった。

 3年生チームの車は全長240センチ、高さ45センチ、幅60センチ、重さ20キロ余り。小さな力で空気抵抗を減らして速く走るように軽く、小さくした。骨組みなどに高価で軽いカーボンを使った車もある中、金属加工の技を生かせるアルミを選択。市販の樹脂板などを紙テープで留めた手作り感あふれるボディーの中に、学校で学んだ技術の粋を詰め込んだ。

 4月から構想を練り、授業のほか放課後も製作してきた。運転手の山入端さんは当日の試走で、マシンに負荷は掛かるが速くできる部品を付けても大丈夫だと提案。「直観だったが、設計などを頑張った積み上げがあるからできた判断。皆がいたからこその優勝」とメンバーと喜び合った。